《県立特別支援学校建設に関する入札不調に終わる》(2023年9月13日)


 すでに西日本新聞等で報道されていますが、 県立宗像特別支援学校と早良特別支援学校の建設に関する入札は不調に終わりました。

 福岡県から情報が出されています。

 新設特別支援学校新築工事の入札不調と今後の対応について

 資材価格や工事価格の高騰が原因とあります。
宗像特別支援学校の建設費用が、約27億円ということがわかります。
27億円にプラスして補正予算が組まれるようです。

 これにより、令和7年度の開校は不可能となりました。
早くて、再度の入札は来年2月ということですから、 開校は最短で、令和8年となるでしょう。

 宗像市は、この建設予定地の造成に約5憶円の費用をかけました。
造成に予定以上の期間もかかりました。
建設予定地が、本学の古墳の山でなければ、このような多額の費用と手間は必要なかったのです。

 福岡教育大学は、常に予算不足を掲げていますが、この土地に関しては、福岡県に無償で貸与をするということです。

 大学の校舎は、ほぼすべてが土砂災害警戒区域内にあります。
我々は山の造成に反対してきましたが、すでに、 山は切り崩され、平坦な土地となってしまいました。

 それならば、いっそ大学施設をここに移すべきではないですか?
前の記事にあげたように、大学生と教職員の安全を犠牲に、特別支援学校を作るべきではありません。

 宗像市には、平坦地は他にもありそうです。
今からでも遅くありません。
大学執行部と福岡県に、この問題の再考を求めます。