《『ルポ 大学崩壊』に本学のことが掲載されています》(2023年2月26日)


 今月出版された『ルポ 大学崩壊』(田中圭太郎著 筑摩書房)に、福岡教育大学を巡る種々の問題が掲載されています。
既にお読みになられた方もおられるでしょう。
日本の高等教育の破壊が急速に進んでいる現状に、背筋が凍ります。

 福岡教育大学の問題は、第5章にまとめられています。
Amazonにアップされている目次を転載します。

 第五章 大学に巣食う天下り 

  3  天下りと出向者が教育を破壊する福岡教育大学 

 教員を大幅に減らして、役職者を増やす/学長や文科省関係者による「改革」の結果/「不当労働行為認定を不服」で提訴も最高裁で敗訴/最高裁で敗訴しても誰も責任とらず

  4  天下りが支配する目白大学 

 天下りが次々と幹部に就任/給料を大幅に削減する「ライフプラン」/文科省からの指導と理事たちの闇

 なお、本学の学長選考会議委員長(経営協議会委員)である尾崎春樹氏が理事長を務める目白大学が、本学の次の章に取り上げられていることも、ただの偶然ではないでしょう。

 本書で印象的なことは、国公立大学と共に、私立大学を巡る多くの問題も取り上げられていることです。

 もはや「学問の自由」などは、死に絶えてしまったのかと、暗澹たる気分に陥ります。 是非、お読みください。
そしてこの惨状に目を向けて、声をあげてください。

大学崩壊