《特別支援学校も英語習得院も新規プログラムも一体どうなるのか?》(2021年12月28日)


 特別支援学校についての問題点、その安全性についての問題を、繰り返し指摘してきましたが、現在でも説明はありません。 特に、その学校自体が避難場所になれるのか、という問題は非常に重要ですが、宗像市議会での市議の質問に対しては「即答できない」という市側からの回答でしたが、 その後、市民に対しての説明はありません。

 このような状況の中で、建設予定地の古墳の山は、樹々をすべて切り取られ、とうとうむき出しとなってしまいました。
今後、山の土砂を搬出し、それらで学内に盛土した土地も造りつつ、学校用地造成を行うということなのでしょう。

 建設途中、また学校開校後、問題が起きた場合、福岡県、宗像市、福岡教育大学の責任は重大です。

 吉田法稔福岡県教育長、伊豆美沙子宗像市長は、本学の経営協議会委員(学長選考会議委員)です。

 特別支援学校建設が、それぞれの思惑通りにうまく収まったと言われても仕方ないのではありませんか?

 本学はその他にも数多くの問題を抱えています。

 4年間で必修の外国語科目を2コマにし、一方で作った課外の英語習得院。今後も継続でしょうか。

 予定されている教員養成課程カリキュラム改革による新規プログラムの中身は、どのようなものでしょうか。

 現在のカリキュラムでは、初等と中等の教員養成課程において、複数の教員免許取得が困難です。
他大学が実施しているように、どちらかの学校種に軸を置きつつも、複数学校免許種の取得をより可能にするのが、今後の教員養成の主流です。

 本学は、「令和の日本型学校教育」という文言を掲げつつも、それに対応する内容になっていないのではないでしょうか。

 いずれの問題についても、これまで問題点の指摘が繰り返されてきましたが、解決が模索されているのか、外部に見えません。

 情報を公開しながら、大学経営を行うのが、執行部のやるべきことです。
それが、国民の税金を投入されて運営されている国立大学法人の責任です。

古墳の山