《令和5年度からのカリキュラムと選抜方法を変更するのか?》(2021年7月20日)


 「令和5年度入学者選抜方法の変更等について(教育学部)」というトピックが、本学HPの「入試案内」の部分に、7月12日付で掲載されました。

 令和5年度入学者選抜方法の変更等について(教育学部)

 以下のことがわかります。

1.令和5年度入学者から適用する教育学部のカリキュラムについて(予告)
・令和5年度に教育学部のカリキュラム改革が予定されていること
・初等教育教員養成課程、中等教育教員養成課程、特別支援教育教員養成課程の中に複数のプログラムを用意し、学生がそれぞれの特性に応じて、主体的にプログラムを選択し授業科目を履修することができる仕組みを検討中

2.令和5年度入学者選抜方法の変更点
・例えば、初等教員養成課程の入試、前期日程試験において、一部教科テスト等が付加される。

 カリキュラム改革については、特に初等教員養成課程の学生が他校種の教員免許を取れない問題が度々指摘されてきたことに対応しようとしているのでしょうか。大学執行部は、これまで学内外での改革を求める声を無視し続けてきましたが、必要性に迫られてやっと改革に着手しようとしているのでしょう。それにしては、中身が不明瞭です。

 令和5年度入学生が教員になるのは、4年後の令和9年です。教育を巡る状況はすでに新たな段階に入っているかもしれません。また、現在のカリキュラムに不満を抱えている学生に、この経緯をどのように説明するのでしょうか。

 何より、このような大きな変更を、「入試案内」部分にアップすることで情報を伝えるその姿勢が、大変不親切ではないですか?