《学内に特別支援学校を新設して、本当に大丈夫なのか》(2021年7月7日)


 熱海の土石流災害のニュースに、愕然としています。
亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

 この報道の中では、危険区域を示すものとして、 国土交通省の「重ねるハザードマップ」が使われています。

 これを用いて宗像市赤間を検索し、検索したい危険情報を選択して調べると、より具体的で詳細な危険情報がわかります。地図上をクリックすることで、危険情報を確認することができます。

 重ねるハザードマップ ~自由にリスク情報を調べる~

 本学全体が、ほぼ土砂災害警戒区域に位置していることと共に、 「土石流危険渓流」(熱海の災害において、ここを土石流が流れていった)が、学内にかなりあることが示されています。

 また、特別支援学校建設予定地も、小山の部分を除いては、 「地すべり危険箇所」「急傾斜地崩壊危険箇所」「急傾斜地の崩壊特別警戒区域(指定済み)」「土石流危険渓流」「土砂災害警戒区域(指定済み)」等であることがわかります。

 宗像市の出している防災マップ以上に、詳細な危険箇所が記載されています。

 先日の宗像市議会答弁の中で伊豆市長は、新留議員の「学校を設置して本当に大丈夫なのか」という問いに、 「土砂災害警戒区域にかかっている学校用地の一部である駐車場用地の盛り土工事を行うことで、学校用地自体は土砂災害警戒区域からはずれます。」と答えました。

 そんなことを言って、本当に大丈夫なのでしょうか?
「盛り土工事」を行うから、安全が保障できるとは言えないのではないでしょうか。

 今回の災害では「盛り土工事」をしたところから、大きな土砂崩れが発生しています。