《県立特別支援学校建設に伴う埋蔵文化財調査が行われます》(2020年8月8日)


 福岡県立特別支援学校設置に伴い、宗像市教育委員会による埋蔵文化財調査が、8月末まで行われる旨のお知らせが来ました。すでに建設予定地において、何らかの文化財が出てきたということでしょうか?

 皆さんも、宗像大社や沖ノ島の世界遺産登録のことをご存じと思いますが、宗像市は歴史学的に貴重な古墳、遺跡等が多数存在している地域です。

 大学裏の城山には、かつて蔦ヶ嶽城があり、戦乱の時代には争いが繰り広げられた場でもありました。
今回、文化財調査が行われる場所は、小高い山であり、古墳で見られる形状です。石棺などがでてきてもおかしくないでしょう。
そもそも、以前から、上で述べたような歴史的背景もあり、この小山は古墳かも知れないというような噂がありましたし、山を壊すことは、造成費が大幅に加算されることも予想されていました。

 駅近くのグラウンドへの建設を考えた方が、予算的にも、子どもの安全や通学のためにも都合がよいであろうことも、以前から言われていました。

 今回文化財調査が行われるお知らせが来た訳ですが、我々も調査の行方をしっかりと見守り、この場所が特別支援学校建設予定地としてふさわしいのかを、改めて問いかけていきたいと思います。

古墳