《とうとう大学院修士課程が無くなります》(2019年8月21日)


 本学の大学院修士課程は廃止となり、専門職学位課程(教職大学院)のみとなることが、告知されました。
本学では修士号を取れなくなるわけです。

 8月20日付で大学HPの「入試案内」に、以下のお知らせが出ました。(これもわかりにくい場所です。)

 「福岡教育大学では,令和3年4月より大学院教育学研究科の改組を行うことを計画しています。
ついては,令和3年度入試より修士課程の学生募集は停止し,併せて専門職学位課程(教職大学院)の募集定員の見直しを行う予定です。
なお,詳細は決定し次第,改めてお知らせいたします。」

 令和3年度福岡教育大学大学院教育学研究科の改組に伴う入試の見直しについて

 つまり、大学院修士課程が入試を行うのは、本年が最後となります。
来月末に大学院入試が行われますが、1カ月前になって、突然今年が大学院最後の入試であることの告知が出されたわけです。
修士課程の突然の廃止告知は、学生、卒業生、現職教員のキャリア計画に大きく影響します。

 全国の教育大学でも、修士課程が専門職学位課程へ移行しつつあります。
しかしながら、本学と同一規模か本学より大きい教育大学は、教職大学院以外の修士課程は何らかの形で残していたり、また教職大学院のカリキュラムも工夫がこらされています。

 本学の場合、どのようなカリキュラムになるのでしょうか。
大学院改組については研究科教授会で全く議論はされず、(かなり以前一度説明会が行われただけです)いまだに学内で内容も公開されていません。

 寺尾愼一前学長は、文部科学省から、宮内健二氏(現宮城教育大学理事)を、福岡教育大学副学長(博士課程設置担当)兼学長特別補佐として、高額の給与で迎え入れましたが、その結果が、博士課程設置どころか、修士課程まで廃止になってしまうという驚きの事態に憤りを禁じ得ません。

 いったい何をやっていたのでしょうか。

 本学では、何事も秘密にすることが、ガバナンスなのです。
断じて許せません。