《キャンベラ大学との交流協定は一体どうなったのか?》(2018年9月13日)


 キャンベラ大学の名前が、本学の交流協定リストから突然削除されたことは、すでに記事でお知らせした通りです。

 その件について、9月6日の教授会において、以下の内容の説明がありました。

 担当者が出張中で、研究科長が担当部署からのメモを読み上げました。

 7月27日に行われた国際交流・留学生推進本部会議において、以下のことが検討された。
キャンベラ大学の方から、キャンベラ大学の日本語講座廃止に伴い、福岡教育大学への留学を希望する学生がいなくなったため、相互に恩恵をもたらすことが不可能であり、国際交流協定を更新できないという連絡があった。
推進本部会議において、検討を行い、「キャンベラ大学の申し出に応じて、協定を更新しない」ことが承認された。

 なお、交流協定の期限が切れた2015年以降に実施された相互の留学について、附属の英語学校の授業料免除の変更を踏まえたうえでの協定に基づく交換留学であるという共通認識を持っており、この内容について文書を交わすことについて、継続協議を行うことが、会議で承認された。
キャンベラ大学以外の七つの交流協定校については、すべて交流協定が有効であることが確認された。

 この内容について、教授会構成員から、以下の内容の質問が出ました。

・交流協定期限が切れてからの3年半、一体何をしていたのか。
 昨年11月には連携推進課員がキャンベラ大学に出張し、その結果、協定更新はうまくいったという話ではなかったのか。
・キャンベラ大学とのこれからのことは分かった。しかし、遡って、協定に基づく協定留学という文書をかわすということであるが、そもそもその3年半の間、本学から派遣した3名の学生については、4か月程度本学を休学させ、英語学校への授業料を捻出させた。授業料といっても、40万から50万である。学生は休学した結果、卒業延期となった。それらの学生の休学、復学等の審議も教授会で行ってきた。その責任はどうとるのか。
 また協定学生として受け入れたキャンベラ大からの学生も、奨学金に関するこちらの対応に不備があり、ひどい目にあったではないか。

 これらについては、来月教授会において、担当者から返答があるとのことです。

 信じがたい話です。
期限の切れてしまった協定書には、キャンベラ大学附属の英語学校も授業料免除という項目があるのです。
大学は、3年半もの間、協定書を放置した揚句、3年半を遡って、学生に授業料を払わせたことを正当化しようとしているのです。本学を休学させたことについては、どう対処するつもりでしょうか。