《本学の国際交流はすでに崩壊状態?》(2018年6月4日)


 本学の国際交流に関する問題は、これまでも記事の中でお知らせしてきたとおりです。

 特にキャンベラ大学については、2015年2月に交流協定が更新されておらず、事実上交流協定が切れた状態になっておりながら、2015年秋からと2017年秋から、協定留学生として、学生をキャンベラ大学に派遣しました。
しかも、協定留学生でありながら、前半数か月は、本学を休学する形となりました。

 教授会では、学生の休学を許可した問題を中心に構成員から「協定留学予定学生を、学部休学させたのは問題ではないのか」という質問が出されましたが、学部長は「それは連携推進課の問題です。そもそも、切れた交流協定をさかのぼって締結するということはよくある話です。」と応答しました。

 2017年11月に連携推進課の職員二人がキャンベラ大学に「交流協定更新の話し合い」のため、出張したことが、「国際交流推進本部」会議の12月議事録に記載されています。
また、本年1月以降に「交流協定更新」の予定であることも報告されています。
その後、この問題は一切報告されず、昨年度最後の「国際交流推進本部会議」議事録においてさえ、キャンベラ大学との「交流協定」が更新されたことは明記されておりません。
また、翌年度(2018年度)への申し送り事項にも一切記載されていません。
2018年度の第一回目の会議議事録にも、キャンベラ大学との「交流協定更新」の問題は、取り扱われていません。
議事録通りに見れば、本学は2015年2月にキャンベラ大学との交流協定を更新すべきであったところ、それを怠り、2018年4月に至っても、交流協定をさかのぼって更新できていない、ということになるのでしょう。

 そうであるなら、本学の国際交流関係ページに記載されている、交流協定校のリストにキャンベラ大学を挙げることは、明らかな虚偽記載と言えます。
それに何より、学生に対する「危機管理」上、あってはならないことです。
交流協定のないまま、学生を海外に派遣し、現在もなお学生派遣(受け入れ)を行おうとしているのですから。