《本学の敷地内に県立の特別支援学校が建設されるのですか??》(2018年4月11日)


 宗像市市議会議員の伊達正信氏による、3月の活動報告『正信通信』内に、本学の教職員には知らされていない、驚きの情報が掲載されています。

 伊達議員によれば、

「私は3月議会で県立特別支援学校の誘致について一般質問致しました。
行政とのやり取りの中で福岡教育大学敷地内に新設が有力であることがわかりました。2025年開校(40学級)予定です。
この事業誘致は伊豆美沙子県議会議員が市とともに熱心に誘致を進めてこられた成果です。」

福岡教育大学の敷地内に、福岡県立の特別支援学校(40学級)が、建設される可能性が高いというのです。
しかも、この誘致は、4月22日に投票が行われる、宗像市長選挙に立候補される、伊豆美沙子議員が、熱心に活動されてきた成果であるというのです。

 福岡県に新たに3校の特別支援学校が新設されることは、報道等でも明らかになっている情報ですが、そのうちの1校が福岡教育大学の敷地内に新設されることが有力であるなどということは、まさに寝耳に水です。

 本学の敷地内に、本当に、特別支援学校が新設されるのでしょうか。
宗像市の防災マップによれば、本学の敷地の多くが、「がけ崩れ警戒区域」や「土石流警戒区域」に指定されており、一部は「がけ崩れ特別警戒区域」や「土石流特別警戒区域」に指定されています。
おそらくは、学校が新設される場合に使われるであろう、平坦なグラウンドでさえそれらの指定を受けている場所があるのです。

 福岡教育大学は、近隣住民のための、避難場所にさえ指定されていません。
このような場所に、小中高の「特別支援学校」を建設して、本当に大丈夫なのでしょうか。
そもそも、福岡教育大学内には、平坦地が少なく、現在の校舎も県道からずいぶん上がったところに建てられています。
このような状況の土地の一部を、大学は、県に売却するのでしょうか?
それとも、県に無償で譲渡するとでも言われるのでしょうか?
県議や市議の話からは、計画がかなり進行している印象を受けますが、これまで大学から構成員に何の説明もなされていないことに、毎度ながら不信と疑念を抱きます。

 これほどの重大事には、学内での十分な説明と合意がなければなりません。