《大学敷地は、ほとんど地すべり土砂災害警戒区域に指定されています》(2017年7月10日)


 ここ数日の九州北部豪雨で、筑後地方を中心に甚大な被害を受けました。 被害を受けた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 宗像地区も7日(金)は大雨で、鹿児島本線が止まった影響もあり、終日休講となりました。

 7日、朝7時に、宗像市全域の土砂災害警戒区域に対して、避難勧告が発令されました。その内容は以下の通りです。 「市内で土砂災害の危険性が高まっています。・・・土砂災害警戒区域、崖地付近にお住まいの方は避難をしてください。」

 実は、大学内ほとんど全域が、地すべり危険個所の土砂災害警戒区域になっています。

 市から避難勧告が出た場合でも出勤すべきなのか、疑問のあるところですが、大学からの指示がなかったため、教職員は通常どおり出勤しました。

 最近学内費用を投入して「アンピック」という安否確認システムが導入されましたが、この「アンピック」システムの避難勧告メールは、宗像市の避難勧告メールからだいぶ遅れて発信されてきました。

 本学は城山の麓にあり、建物が山肌にのめり込んでいるように建っているところもあります。 建物内も、山に連接する箇所は、特に雨漏り、水漏れ、壁のひび割れ、カビ被害等が激しく、城山の一部崩落があれば、建物ごと流されるのではないかとの危険を感じます。

 安全衛生委員会や役職者の学内巡視でも、危険を訴えてきましたが、多少の改善がなされたものの、多くの危険箇所は現在も放置されたままです。

 本学の安全管理は、このままでいいのでしょうか。

 最近の自然災害は、一昔前とは様相が異なっています。 学生、教職員の安全を確実に守るための取り組みは、大学がもっとも優先して取り組むべき課題ではありませんか?