《櫻井学長の昨年度の業績評価が行われましたが・・・・》(2017年4月16日)


 本学ホームページ内の「学長選考会議」の項目内に、学長選考会議による櫻井学長1年目の業績評価が、掲載されています。
「平成28年度国立大学法人福岡教育大学学長の業績評価」

 評価結果については、以下のように総括されています。

「平成28年4月1日に櫻井学長が就任して以来、学長としてのリーダーシップを発揮され、いずれの評価項目においても、概ね良好に運営されていると判断する。」
「国立大学法人福岡教育大学学長の業績評価(中間評価)結果について」3頁)

 櫻井学長就任前の事案から含めて、就任後の1年間、多くの容認しがたい問題が噴出し、そのほとんどが未解決・未対応のまま放置されていることは、既にお知らせしてきたとおりです。

 3月22日に公表された寺尾前学長による不当労働行為の問題についても、いまだ大学の対応は明らかにされていません。 このような状況の中、大学が「概ね良好に運営されている」と判断した現学長選考会議(議長は尾崎春樹目白学園理事長)の姿勢は、大学執行部との癒着構造を象徴するものであると言えるでしょう。

 さらに驚くべきことに、この評価結果に添付された資料4として、前年度の学長選考会議議長、喜多悦子氏から教員有志に出された「意見書」が含まれています。
「平成28年度国立大学法人福岡教育大学学長の業績評価(中間評価)結果に関する資料」の92頁目。学長からの長い説明資料の後)

 当時の学長選考会議に対して、教員有志が提出した「寺尾学長解任と櫻井学長選考のやり直し」を求めた文書に対して、喜多前議長が教員有志に宛てた「意見書」です。

 この「意見書」は平成28年3月31日に、教員有志代表に手渡すよう、喜多前議長が大学に対して指示したにも関わらず、 大学の一方的「判断」により、教員有志に渡されませんでした。

 その後の教員有志からの情報公開請求を大学は棄却し、この案件は総務省へと上がっていました。 詳細は皆様にお知らせしてきたとおりですが、これまで大学はこの「意見書」公開を拒否し続けてきました。

 その「意見書」を、今このタイミングで公開してきたというわけです。

 皆様、まずはHP内に掲載されている喜多前議長が出された「意見書」の内容を是非ご覧ください。 寺尾副学長と櫻井学長の暴政を予見した内容となっています。 これを読むと、「意見書」公開を、大学が拒否し続けた理由が、よくわかります。

(記事は続く)