《記念式典なんてやっている場合ですか?》(2016年10月29日)


 本日29日午後、本学アカデミックホールにおいて、「福岡教育大学統合移転50周年記念式典」が執り行われるそうです。

 そもそも今、「記念式典」ができるような状況でしょうか?

 寺尾前学長以来、大学は、出光佐三翁が大学統合に力を貸して下さった50年前と比べると信じられないほど、歪められ、破壊されています。現在すぐ挙げられるだけでも、次のように問題は山積しています。

・理事、副学長らによる研究不正問題(修士論文を自らの業績にして、それを何の問題もないと公表)

・英語習得院問題(課外講座に数千万円をつぎ込み、修了者は十数名。しかも、正課の外国語授業コマ数は以前の3分の1に削減)

・意見書問題(前学長選考会議が出した教員有志要望書に対応する意見書を学長らが隠蔽)

・初等教員養成課程の改悪(初等の選修制を廃止し、中高一種免許が極めて取得困難に)

・寺尾・平田副学長によるドイツ出張問題(財政難の折、ビジネスクラスを2人も使用)

・櫻井学長の公私混同問題(櫻井学長の娘さんが長期にわたり、父親の研究室や備品を使用、公用車も使用)

・大学英語名の改悪(Fukuoka University of Educationを、経営協議会や評議会等での審議もなくUniversity of Teacher Education Fukuokaへ変更。英語そのものも間違い。)

・生涯教育課程の一方的廃止や差別(教授会の圧倒的反対にも関わらず生涯教育課程の廃止を決定、さらに大学概要や大学紹介資料において、現に存在する生涯教育課程についての差別的記載、或いは削除)

などなど、ここには到底書ききれません。(詳しくは過去の記事をご覧下さい。)

さらに今後も、まだまだ問題が出てきそうで、本学の混乱はさらに混迷を深めそうです。追及がとても追いつきません。

 福岡教育大学の過去の名声は、この数年で地にまみれてしまいました。なにより、この混乱に巻き込まれている学生が気の毒でなりません。

 本学の現状は、世の中に知れ渡っています。参列者は学長らにどのような視線を向けるのでしょうか。