《やはり、エンブレムの意味がおわかりでなかった―しかもこれだけの金額が?》(2016年9月3日)


 『大学概要』の最終ページに、「学章」と「ロゴマーク」についての説明が掲載されています。

 福教大には1966年に吉井宏名誉教授によってデザインされた「学章」があり、50年にわたって、いろいろな場面で用いられてきました。数年前にバッジも作製されました。その「学章」の英語名が、ここではemblem(エンブレム)と説明されています。つまり本学には50年も前からエンブレムが存在していたわけです。

 そしてこの「学章」エンブレムの説明ののち、新たにUTEFを入れ込んで作られた「ロゴマーク」の説明部分が続くのです。

 つまり、先の記事でも述べた「UTEF を強調したエンブレムをモチーフとしてデザインした」や「エンブレムは聖人を表すことが多く・・」というのは、まさに意味不明であるわけです。なぜなら本学にはエンブレム「学章」は50年も前からあるわけですから。エンブレムの何たるかもわからない人たちが新たに「ロゴマーク」を策定する意味はなかったのではないでしょうか。

 この「ロゴマーク」策定については、奇怪なことが起こりました。昨年11月いつの間にか事前のお知らせもないまま、UI投票というものがインターネット上で開始され、そしてその結果内容が一方的にホームページに公表されました。

 さらに驚くべきことに、この「ロゴマーク」のデザインについては、入札という過程を経ることなく、随意契約により、福岡市の城島印刷に307万8千円という金額で業務を依頼したことが本学ホームページ上に公開されています。

 すでに「学章」エンブレムを50年も前から我々が大切に掲げてきたにもかかわらず、エンブレムとロゴマークの区別さえつかない人たちによって、新たなマークが作られ、そしてそれに多額の金額が投入されていることに、心から怒りを覚えます。昨年度、研究費や教育費が大幅に削減され、授業の未開講などの支障が出たことを、改めて申し添えておきます。

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