《大学概要がこれでいいのか・・奇妙な説明》(2016年8月26日)


 福教大の大学概要の中で、生涯教育系の説明部分がまるで葬送の文章のようにグレーで記述され、他の課程については明るいグリーンで記述されていることはすでにご報告したとおりです。が、実はこの概要には、ほかにも問題があります。

 その一つが「ロゴマーク」の説明です。大学の英語名称が国際通用性に欠けるUniversity of Teacher Education Fukuokaに一方的に変更されたこととともに、「UTEF」を強調したロゴマークが創作されたこともすでに記事に掲載したとおりですが、このロゴマークについての説明も、そもそもエンブレムの何たるかを理解していない、目を疑うような文言が並んでいます。以下、大学概要からの引用です。

 「福岡教育大学の英語名略称『UTEF』を強調したエンブレムをモチーフとしてデザインしました。一般的にエンブレムは、徳が高く、生き方において他の人の模範となる人物『聖人』を表すことが多く、福岡教育大学がこのような人材を輩出したいと考えていることを表現しています。また、福岡・九州の教育の未来を照らす存在である希望の『光』、学問・教育を象徴する『ペン先』といった要素も付加しました。」

 外国語や外国文化に精通されている方は、この説明がいかに奇妙なものであるか、すぐにおわかりでしょう。 (次に続く)