《UTEF使用の強要》(2016年5月20日)


 本学の英語名称が、国際通用性に欠けるものへと無理矢理変更されたことは、すでにお知らせした通りです。

 大学側が、この奇妙な英語名称を何としても広めようと、スポーツの部活に対して、部の旗を新しい英語名称もしくは略称のUTEF使用のものへと変更することを命じたとのことです。旗を使用する部活に対して、旗一枚あたり10万の費用補填がなされたこと、またユニフォームも同じ理由で変更を強要され、一人あたり7千円の補填はなされるとのことですが、複数枚のユニフォームを使用しているチームについては、まったく足りない金額であるそうです。また金額が収まるように、修整で何とかしたいと大学側に相談したら、ユニフォームの色をUTEFブルーに変えるようにと命ぜられたとのことです。ユニフォームを昨年一昨年で作り替えた部活などは、頭を抱えています。7千円で足りない部分を自分達が手出ししなければならないことは、学生にとって大きな負担です。

 国際通用性に欠け、校章の歴史も踏みにじった奇妙な英語名称を、なぜ胸に掲げて学生がプレーしなければならないのか、理解に苦しみます。

 研究費や教育費のカットで現場が喘いでいるなか、このような無用な変更に多額のお金がつぎ込まれる大学経営の異常さが浮き彫りになりました。何より、学生にお金を手出しさせても自分たちの意向を押し付ける大学執行部のやり方は極めて異常です。